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原の晴明塚

よしなはれ! 雨が降りまっせ。

河内長野市の超広角な世界

花山法皇の高野参詣に同行した安倍晴明がこの地を通りかかった時、道端の薄汚れた物乞いに「よしなはれ! 雨が降りまっせ。」と耳打ちされます。すでに法皇の下問に「当分雨は降らない!」との神託を上奏した晴明は、当然無視を決め込みます。ところが、高野の急坂に差し掛かるや、空は一天にわかに掻き曇りひどい土砂降りとなりました。参詣を終えた 法皇一行が戻ってくると、忠告した物乞いが座っています。法皇から「お前の占いはアテにならん!」と叱咤され恥をかいた晴明は、なぜ雨が分かったのかをその物乞いに問うと、「わいは難しいことは知りまへん。垢だらけやよて体がガサガサでんね。雨が近づきよるとかゆうなる、それだけです。」と言ったそうです。学問で得た知識より、体験で得る知識の確かさに恥じ入った晴明は、持っていた易学の書をその場で焼き捨てたそうです。行列が去った後、村人は灰を集めて埋め小さな塚を立てました。    所在地  大阪府河内長野市原町 位置 北緯34度27分43秒東経135度33分58秒